僕の仕事は大道具です。
そして商売道具は、なぐりとガチ袋。
なぐりというのはいわゆる隠語みたいなもので、トンカチのことです。

舞台で使うなぐりは少し変わっていて、先が四角になってます。
このなぐりは日曜大工店には売ってないので、苦労します。
柄の部分は人によっていろいろ形が変わってきます。丸や四角、材質も樫、黒檀など。
高いところまで届くように、人の1,5倍は長い柄をつけてる人もいます。
ガチ袋のガチとは、正式にはかすがいのことで、略してがい、もしくはガチと言います。
ガチや釘をいれる袋で、最低限この二品は必需品で、いつも腰にぶら下げてます。
その他に、カッターナイフやバール、メジャーなども持っています。

上の写真は、最近僕が使ったガチ袋です。全部手作りです。今まで10以上は作ったと思います。
左端は、パッチワークで作ったもので、今は人手に渡りました。
2番目は、去年凝っていた「刺し子」で一針ずつ縫ったものに、カミさんに文楽の「西遊記」の絵を描いてもらいました。
3番目は、「モラ」という技法を使って作りました。こんなにしんどいものとは思いませんでした。
そして今現在使っている右端のガチ袋。はじめて既製品をコーナンで買って、カミさんにペイントしてもらいました。
350円のガチ袋も、みちがえるようでしょう?
これらは趣味と実益を兼ねた、この仕事を続ける限りはこれからも作り続けるであろう、僕のライフワークとも言える愛用品達です。